MCCAは平成14年8月の設立以来、今年で7年目に入ります。これもひとえに日頃からの会員皆様のご支援の賜と深く感謝し、改めて厚く御礼申しあげます。

21世紀を迎えはや9年が過ぎようとしていますが、現代は今まで人類が経験したことのないスピードで、経済・文化・教育・生活・社会環境などのあらゆるシーンで激変しています。また、高齢化・少子化社会の到来などの日本的課題、資源・地球環境問題といった世界共通の課題など、私達の身近な暮らしの中で、早急に解決していかなければならない問題が山積しています。

この様な激しい変化に対し、宮城コンテンツクリエイターズ協議会にも位置（position）・規模（size）に基づいた新たな価値観の再考及びその方法論が問われています。解決策の一つとしては、有形・無形を問わずその価値観の基準を生産・供給する側から、暮らしの中で利用・活用する側の視点へと変える事があげられます。ある意味では、イノベーション（innovation）＝革新・刷新からリノベーション（renovation）＝回復・修復への方向転換と言えるかも知れません。当然、それに対応した新たなるアイデンティティと方向性の確立、及びより活発な行動が重要になってくるでしょう。

この様な状況の中で、様々な立場で活動している会員同志が集い、模索し議論しながら、再度新しい「点」として、仙台・宮城・東北の社会的発展に貢献できるよう邁進したいと強く思っております。